【事業概要】
事業名:
読書推進を通じた障害児の思考とスキル向上プロジェクト
対象地域:
ラオス人民民主共和国ビエンチャン都
カウンターパート:
子どもの家財団、ラオス国立図書館、Aid Children with Disability Association (ACDA)
対象校:
・サパントング・ヌー小学校:全校生徒94人(内、障害児32人)
・パサイ小学校:全校生徒55人(内、障害児17人)
【活動内容】
■ 教材(図書)の購入
子どもたちが読む図書の購入をします。
ラオスでも絵本などの出版が少しずつ行われるようになりました。出版文化を応援するためにも、市場などで販売されている本を購入し、移動図書館や図書室で活用します。
■ 教材(図書)開発
ラオスでは障害がある子ども向けの本がありません。
日本で出版された障害児向けの絵本を参考にしながら、布絵本、電子図書などの開発をしてまいります。
■ 生きるための情報を伝える研修会
公衆衛生、人権など、子どもたちが生きていくうえで必要な情報を届ける、研修会を開催します。本を活用しつつ、わかりやすく説明をして行きます。
研修会後は、学んだことが生かされているのか、生かされていないのであれば課題は何かを検証するためモニタリングを定期的に実施します。
■ 教員へのトレーニング
特に障害がある子どもたちにどのように教えてよいのかわからないという教員が多くいます。教員を対象に、トレーニングの機会を提供します。
■ 政策提言
本事業は、ラオスの国の施設であるラオス国立図書館と協働で実施します。
国立図書館と協働で事業を行うことで、関係省庁との会議を持つ機会をつくることができます。子どもたちの様子、現場のニーズをしっかりと伝える政策提言を行ってまいります。
クラウドファンディングを通して、ラオスのプロジェクトを安定運営するための費用を集めることはもちろん、一人でも多くの方にこの課題を知っていただき、ともに歩んでいただけることを願っています。